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カーツホーム > スポーツ栄養&サプリメント 第1回 栄養を考える
スポーツ栄養&サプリメント
第1回 栄養を考える
第2回 正しいプロテイン学
第3回 ビタミンとその他の重要な栄養素

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スポーツ栄養 & サプリメント 第2回 正しいプロテイン学

 前回お伝えしましたようにサプリメントは、(栄養補助)食品です。それも、なるべく避けたい脂肪分などを極力無くした、イイトコドリの食品なのです。
 プロテイン(タンパク質)は、筋肉・腱・靭帯・皮膚・爪・髪の毛・内臓・骨など等の身体を構成する主栄養素です。それ以外にも、成長ホルモンなどの各種ホルモン、消化酵素などの酵素、の材料ともなるものです。毎日の人間(各人)に必要な適量を下らないように摂取しなければなりません。

プロテイン(タンパク質)の種類 プロテインには、動物性と植物性があります。動物性は、肉・魚・卵など。食物性は、豆・穀物など。どちらもタンパク質であることには変わりがないのですが、作用に若干の違いがあります。
動物性は、腸での吸収率が若干高いので、より筋肉を付けたい人にはよいでしょう。大きな筋肉・筋力を必要と希望する男性のスポーツをする人に適します。
 植物性は、コレステロール低下、血圧上昇抑制、褐色脂肪細胞熱生産向上、などの作用があります。褐色脂肪細胞というのは身体エネルギーをより多く使う細胞。それの熱生産が向上するというとは、よりエネルギーを多く使うのでダイエットが期待できるということになります。よって、女性や、30歳以上の男性、大きな筋肉を必要としないスポーツをする人などに適しています。

 プロテインサプリメントでは、動物性にホエイとカゼインの2種。植物性にはソイ(大豆)があります。ホエイとカゼインでも若干の違いはありますが、大きな意味でホエイが勝りますので、ほとんどものがホエイのプロテインです。ホエイかソイかは前述の違いを参考にしてください。

動終了後の30分以内が摂取のベストタイミング いつどれくらい摂取するかですが、栄養補助食品ですので、朝昼夕食をしっかりと食べることがまずは全てのベースとなります。その上で、運動終了後の30分以内が摂取のベストタイミングです。
 栄養素のほとんどは口から摂取して約2〜3時間後に血液にやっと入ります。正確な意味でここで始めて体内に入ることとなります。
 ご存知のように加圧トレーニングなどの運動をすると成長ホルモンが多く分泌され、それが全身に巡り筋肉などの各組織を合成し始めるのに作用するのが2〜3時間後、そのときに的確な量タンパク質があることが必要で、そのタイミングとピッたりとなるわけです。

 それと、就寝の1時間ほど前の摂取。寝てから1〜2時間後にこれは誰でも1日1回成長ホルモンの分泌量が多くなるのでそれに合わせてです。寝ている間に様々身体諸器官がより良いものに生まれ変わるのですが、その際にタンパク質が少ないと・・より良いものには成りづらいです。が、ダイエットを目指す人はこの就寝前は摂取しないほうがよいでしょう。

例:体重60kgの人が サプリメントとして補う量の目安 摂取する量ですが、1日に必要な量は前回述べましたがそれは、タンパク質の全体量。ではサプリメントとして補う量としてはどのくらいなのでしょうか。
 その目安とするのは、体重1kgあたり1gは3食から摂っているとし、それ以上の量とします。ですので例えば体重60kgの人が、軽い運動をした日は30g、激しい運動をした日は60gが摂取量の目安となります。
 もちろんダイエットを目指す人であれば若干少なめに、筋肉をつけたい人は少し多めに、などあくまで食品ですので自由に調整しても結構です。

アミノ酸20種類 また、プロテインをいうものは、アミノ酸20種類から出来ています。なので、アミノ酸を摂ってもタンパク質になるのですが、ここで特に知っておいてほしいことがあります。
  このアミノ酸20種類のうち、不必須アミノ酸といわれる11種類は口から摂取しなくても体内で勝手に合成されるものですが、残りの9種類が必須アミノ酸といわれ体内で作ることが出来ないため必ず口から摂らなくてはならないものです。そしてこの必須アミノ酸9種類(バリン、ロイシン、イソロイシン、トリプトファン、リジン、ヒスチジン、メチオニン、スレオニン、フェニルアラニン)のうち1種類でも摂取が無いとタンパク質には成らないということです。  
  よく巷にアミノ酸サプリメントやアミノ酸ドリンクがありますが、この9種類全てが含まれていないものは、筋肉などの身体の諸器官とは成りません。よって、タンパク質=プロテイン=必須アミノ酸の9種類全て、だということです。

不必須アミノ酸でも積極的に摂取する事により成長ホルモンを多く分泌 体内で合成される不必須アミノ酸のなかでも、あえて摂取したほうがよいものもあります。合成され作られるのですがその量自体がもっと多くあったほうが、身体に良い結果を促すものがあるのです。その代表てきなものがアルギニンです。
 アルギニンは特に成長ホルモンの素材となります。加圧トレーニングをおこなっている皆さんご存知の成長ホルモン。もちろん加圧トレーングなどで多く分泌されるのですが、前回お伝えしましたように、そもそもの物質を口から摂取しなければ突然沸いたようにホルモンという物質が発生することはないのです。
 その中でも最も成長ホルモンに影響するアルギニン。このアルギニンの積極的摂取も成長ホルモンを多く分泌されるためにはお勧めなのです。

摂取後、30分程度で血中へ アミノ酸はプロテインの分解された状態ですので、摂取後に胃や腸で分解する必要はありません。よって摂取後30分程度で血中に入るのです。
 これなら胃が疲れているときでもいつでも効率良くタイミングよく摂ることがでるものです。そしてさらには、アミノ酸は1gで4Kcalのエネルギーを持っています。

筋疲労物質の発生 糖質は効率の良いエネルギー源ですが、エネルギーとして使われるとその結果、乳酸という筋疲労物質が必ず発生してしまいます。
 しかしアミノ酸をエネルギーにした場合はこのような疲労物質は発生しません。よって、アミノ酸はいついかなるときにでも効率のよいエネルギー補給サプリメントとなるのです。
 また特に、必須アミノ酸内のBCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)は筋肉内に貯蔵され、筋肉が疲労した際に優先的に使われる効率の良いアミノ酸です。
 よって、必須アミノ酸9種類全てとアルギニンが入ったアミノ酸サプリメントは、様々な面でとても効率の良いサプリメントといえます。

同質量でのカロリー比率  脂質。1g=9kcal。タンパク質や糖質と同じ量を食べて2倍以上のカロリーを持っている。タンパク質や糖質の半分の量を食べてもそれらよりも多くのエネルギーを持っている。というように、エネルギー源としては効率の良い栄養素である、が逆にそれが体内で使用されな分のカロリーは全て体脂肪となるものです。

約60兆個の細胞の原材料  通常では出来るだけ避けたい栄養素と考えられるものです。しかし、脂質も人が必ず摂取しなければならない5大栄養素のひとつ。脂質は、エネルギーとして必要であること以外に、人の身体を構成する約60兆個の細胞の原材料となり、ホルモンの材料ともなるものです。
 太るからなどと脂質の摂取をシャットアウトしてしまうと、これはこれで人として生きて行くにはマイナスの方向にいってしまうのです。
 脂質には、動物性脂系の飽和脂肪酸と、植物性脂系・魚脂系の不飽和脂肪酸とがあります。両方がどちらも最低限必要なのですが、どちらかといえば、不飽和脂肪酸の摂取を意識したほうがよいのです。
 飽和脂肪酸のほうが摂取することが多いので、揚げ物や肉の脂を意識して減らしその分、不飽和脂肪酸である、魚系(DHA、EPA)や、直物系のオイレン酸(オリーブオイル等)・リノレン酸・リノール酸などに変えることが必要かと。

 糖質は、身体を動かすための最も有効的な栄養素です。糖質には、単糖類、二糖類、多糖類、の分類があります。
 単糖類は、ブドウ糖、果糖。ニ糖類は、ショ糖(砂糖)。多糖類は、デンプン、グリコーゲン、などです。簡単に述べると、この単糖類と二糖類は甘いもの。これらは、すぐエネルギーになるのですが、分子が小さいので摂取後20分くらいで血中に大量が入ることになり血糖値が上がり、その1時間後くらいには最初よりも血糖値が下がってしまい疲労が出やすくなるのです。

多糖類を朝昼夕の3食でしっかりと摂取することが大事  多糖類である、ごはん(白米、玄米)、麺、パスタ、パン、芋などは、糖類が多集まって物質なので、胃や腸で分解・消化することになり、少しずつ血中に入ります。よって血糖値もあまり上げずに、長い時間エネルギーとして使われることになります。(フランスパンは別の理論で血糖値を上げてしまうようですが)。
 よって、出来るだけ、ごはん等をたくさん食べて日々の生活や運動をするためのエネルギー源を補給してください。とにかく朝昼夕の3食でしっかりとこれらを摂取することです。

その他の栄養素はまた次回に・・・



アドバイザー 原田一志 この件に関して質問する

・スポーツ医科学研究法人 <フィジカルコンディション> CEOヘッドトレーナー
・フィジカルコンディショントレーナー&スポーツ医科学者
大学時代より各種スポーツを本格的に取り組み、平行して、スポーツ科学、スポーツ医学の研究・臨床・教育をおこない現在に至る。フィジカルコンディショニングトレーナー&スポーツ医科学者として、数々のチームや選手のトレーナー、スポーツ系企業のアドバイザーとして活動する。ほかに、教員、講演、執筆、サプリメント開発などもおこなっている。
現 職
・スポーツ医科学研究法人<フィジカルコンディション>・CEOヘッドトレーナー
・専修大学 体育会アメリカンフットボール部・ヘッドトレーナー
・法政大学第二高等学校 スキー競技部・チームトレーナー
・各種スポーツ選手・パーソナルトレーナー
・富士アスレティックビジネス専門学校 トレーナー学科・学科長
・株)ヴィクトリア・コンディショニングアドバイザー
・株)ゼノア・PCCSアドバイザー ほか
所属学会
・日本加圧トレーニング学会
・日本体力医学会
・日本臨床スポーツ医学会
・日本教育心理学会
・日本スポーツ方法学会
・ACSM(米国・アメリカスポーツ医学会)

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